頭の中の日本語

試運転中

ラナ・デル・レイとリジー・グラント

今日は、バリ島ではお金の神様の祭日で、商人達は仕事場にお供え物をします。普段は仕事場のお供え物は私がしてるのですが、今日は義母が後から来てくれて、お供えしてくれるので、ちょっと時間が出来ました。

とりあえず、ここずっとはまってしまった、ラナ・デル・レイとリジー・グラントの自分の気持ちをまとめて、一段落したいと思います。

ラナ・デル・レイに興味を持ったきっかけで、リジー・グラント(ラナ・デル・レイの本名)の昔のアルバムの曲を聴いていたら、リジー・グラントのほうが好きになってしまいました。アルバムの形にまとめて、通して聴いてみましたが、信じられないくらい良い出来です。トーリ・エイモスビョークサラ・マクラクランシャーデー、スティーナ・ノルデンスタムなどがCDショップでちゃんと売れていた90年代なら間違いなく売れたと思います。このようなアルバムが売れなくなってしまったのか、このアルバムを聴いた音楽業界がラナ・デル・レイを作り上げる為に意図的に販売を止めたのか分かりませんが、辺鄙なバリ島でラナ・デル・レイを機にリジー・グラントを知れたのは幸運でした。

アルバムがこうもプロデュース次第で別物になってしまうとは、、、デビッド・カーンはレジーナ・スペクターなどのプロデュースもしているそうですが、女性ボーカルのほんの些細な部分も逃さず、才能と魅力を引き出す天才だと思います。ラナ・デル・レイのアルバム「ボーン・トゥー・ダイ」はボーカルにかかっているエフェクトのせいで、声がのっぺりとしてしまって、彼女の魅力を存分に引き出せていないのが非常に残念です。リジー・グラントのアルバムは声のかすかな震えや擦れ、吐息まで聴こえて、そのちょっとした変化に魔力さえ感じます。ラナ・デル・レイの声はやはりこういった音の方が断然生きるかと思います。
リジー・グラントはストーリーもしっかりしてて(英語理解しきれないので、外してるかもしれませんが)、「少女の暴走とイノセンスのの崩壊、そして再生」のようなテーマを感じられ、まるで映画を見ているかのように展開していき、グイグイ聴くものを惹きつけます。今のアルバムより高い声が多いですが、万華鏡のように変化するリジー・グラントの声は少女から女性になる頃の移りげな心を見事に映し出しています。
これに比べるとラナ・デル・レイのアルバムは全体像がすかすかしていて、イメージの構築が足らないのが歴然としています。曲によってプロデューサーも違うようなので、当然なのかもしれませんが、ラナ・デル・レイのキャラクターを作り上げるのなら、デビッド・カーンのような思慮深いプロデューサーに指揮を取らせるべきだったのではないか?キャラクターを作り上げるという、最初のコンセプトの部分がぐらぐらになっていて、ラナ・デル・レイの実力を考えると、それが表現出来る人なだけに(表現はできるが、たぶん、まだ構築が出来ないんだと思う)、とても惜しいです。最近の流れを見てると、音楽業界が精神の大安売りをしているような感じがして、サント・ゴールドがキレてたのにも納得です。

いつかリジー・グラントA.K.A.ラナ・デル・レイが聴きたいな・・・
まあ、別に名前はどちらでもいいのですが、これで終わって欲しくないです。
ロリータを卒業して、今後、どんな風に全身全霊を愛に捧げて行くのだか、まだまだ楽しみにしています。


Lizzy Grantの曲をlast.fmに出ていた曲順を参考に並べてみました。
この順で聴くとストーリーがはっきり見えるように思います。
私はこれで納得してるのですが、
デビッド・カーンが作ったのはこのアルバムだったのかな?
参考)http://www.lastfm.jp/music/Lizzy+Grant/+tracks

しかし、幻のアルバムが聴けてしまったりって、ネットだからこそですね〜。
全部、YOUTUBEにアップされてるなんて、すごい時代。

Brite Lites 


For K Part 2

 

Gramma 

これは?マドンナのラ・イスラ・ボニータ。。。


Jump

 
Kill Kill 

Kill KillやOh Say Can You Seeの、この雰囲気は20年前のREBECKA TORNQVISTのアルバム「Night Like This」を思い出します(とても好きでよく聴いてました)。

 
Kinda Outta Luck

ラナ・デル・レイ(というかリジー・グラント)独特の老婆と少女のような声のギャップ!
 
 
Hey Lolita Hey
http://youtu.be/7tXaW48EC-U
はてなの動画で画像が貼れませんので、URLだけ。
このバージョン方が好きです。

 
Mermaid Motel

この曲で少女ダークの極に到達。

 
Oh Say Can You See

 
Pawn Shop Blues

 
Put Me in a Movie

 
Queen of the Gas Station

 
Raise Me Up

中盤で入るキャッチーで懐かしいメロディーが痛くて泣きたくなる。

 
Smarty

ラナ・デル・レイがこの曲に居る感じがする。

 
Yayo

終わりの始まりみたいな・・・。

追記:
最近、リジーばかり聴いてたのですが、バリ島の天気が涼しく爽やかになってきて、長引いてた風邪も治ってきたら、ラナを再び聴いたりしてます。リジーはヘビーで不安定な内容なので、このアルバムを通過して再びラナを聴くと不思議な安心感。
追記2:
これ書いた時は狂ったようにリジーを聴いてたので自分が偏ってた感は否めなく、その後のラナ・デル・レイの活動など総合して考えると早まったことを書いたように思います。ラナは映像も作るので、アルバムだけでは把握出来なかった部分をその後映像と合わせて理解させていただいています。ナショナルアンセムのPV以降、彼女自身だんだんラナ・デル・レイのひな形が出来上がって来たみたいで、最近はライブでの表現も豊かになってきて、いい感じです。最初は気になっていたエニグマトーンもまだまだ改善の余地はあるように思いますが、ラナ世代は違う耳で聴いてるよなーという意識に私も変化しました。この後の記事でその辺は訂正したのですが、もしこの記事だけ読む人がいたらと思って追記しときます。