頭の中の日本語

試運転中

スクリレックスとクラシックなど

最近、あまりスクリレックスについて書いてなかったので、自分の感じていたことなど少し書いてみました。

★スクリレックスとモーツァルト
初めてスクリレックスを聴いた時、なに?この天才?現代のモーツアルトか!?って書きましたが、モーツァルトのように早く死んじゃったら嫌だーっということで、現代のベートーベンだ!!と書き直しました。それが時々なんか引っかかって仕方がないのです。ごまかすのは良くないなぁと。
私はクラシックに詳しくなく聴き方も完全にポップスと同じですが、モーツァルトとスクリレックス聴き比べてると、中の人が似てるんです。スクリレックスの良さって、ハードなんだけどハードじゃないと言うか、どんな音を出してても可愛い部分がどこかあって、その辺やっぱモーツァルトっぽいんですよね。ベートーヴェンだとハードすぎる。

モーツァルトとスクリレックスの共通点はファザコンだということくらいしか知らなかったので、とりあえずモーツァルトをウィキで調べてみました。天然痘の痕がいくつもある、丸鼻、小男と書いてあります。容姿ばかりですみませんが、スクリレックスも肌が汚くて、丸鼻で小男ですよね。しかも身長なんて全く同じで163センチなんです!!

そんな訳で、とりあえず先入観無しでモーツァルト交響曲第25番」を聴いてみて下さい。(しかし笑ってしまうくらい、先入観無しでは聴けないCMソングが多くて、曲選ぶの大変でした)

中の人、キレキレです。曲の展開とかまじやばいです。
昔、モーツアルト暗殺疑惑について描かれた「アマデウス」という映画の主題歌に使われていた曲です。中学生の頃に見て、凄く面白くて夢中になりました。機会があったらぜひご覧下さい。「魔笛」を聴いた時に「うわー!!戸川純のレーダーマンが!!!(途中で魔笛の「夜の女王のアリア」が入るのです)」って言うのも印象的でした。この「アマデウス」を作ったプロデューサーは他にも「カッコーの素の上で」や「存在の耐えられない軽さ」など、素晴らしい映画を幾つも作っています。

対するはスクリレックス「RUFFNECK」です。

こちらも中の人、キレキレです。曲の展開とかまじやばいです。
この二人の壮大さはなんなんだ!?

モーツァルトは生きていた頃、その才能にも関わらず、不遇も多かったので、現世でスクリレックスは急ぐようにして沢山グラミー賞をもらったのかとか思ったりして、、、いつの間にか自分の中で生まれ変わりってことまで妄想が膨らんでしまいました。。。


★スクリレックスとバッハ
続けてスクリレックスとバッハについても書いておきたいと思います。こっちは中の人云々ではなく、スクリレックスってきっとバッハ好きだよね!バッハ凄いって話しなんですが。
スクリレックスおなじみのアセンション・メロディー(キリストの昇天音楽とでも言いましょうか)はバッハをもの凄く感じます。それをダンスミュージック界の根本敬(と勝手に呼んでいます)ディプロは素早く察知して二人でこんな曲を作っています「Skillex and Diplo - amplifire (kristian edit) 」。

上の曲を聴くと、私はどーしてもバッハのこの曲を思い出すのです。

今も習うのか知りませんが、昔は小学校の授業で習いました。初めて聴いた時に「この青白い音楽はなんなんだ?!」って驚愕しました。構築的なのに柔らかくて美しくて、天国への階段は途中からエスカレーター式に上昇するのです。バッハはそんなメガ凄い曲ばかり作った人。
スクリレックスの曲で、突如スクリレックス節が展開すると、このバッハのエスカレーターが起動してしみったれたスクリレックスをぶっ壊します。以前も載せましたが「Slats Slats Slats」です。超昇ってますね!


★やっぱり凄い「Scary Monsters And Nice Sprites」
そんな色々な要素を感じさせるスクリレックスですが、私はスクリレックスとの出会いの曲でもある「Scary Monsters And Nice Sprites」が現時点のスクリレックスの一番の名曲だと思います。

まず、音の深みがハンパ無い。一つのメロディーはフラクラルに分裂して、自分のもぎ取り方次第で何十通りにも聴こえるのです。倍音が凄いのです。そして、私がこの曲から感じるのは100%の満足と100%の欲望みたいなもので(50%ずつとか曖昧では無いのです)、こんな相反するものが一つの空間の中でうねりあって混ざっている。例えば運命的な人と出会った感動や、母親が生まれたての赤ちゃんに感じる気持ち(またはその逆)みたいな、一瞬が永遠に感じるような刹那を握りしめた瞬間の曲だと思うのです。Youtubeではクラシックバージョンも色々アップされているのですが、いかんせん音のざらつきが足らない。この音は電子音でしか表せなかったと思うし、この曲はメビウスの輪みたいに中と外がぐるぐるとうねっているのです。または、前世と現世と来世が一緒にお邪魔します!って言ってるような曲だと思うのです。スクリレックス天才!!

そんなスクリレックスが7月のBBCラジオで回したミックスはとても良かったです。