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頭の中の日本語

試運転中

シーア結婚おめでとう。SIA「Dressed In Black」

シーアが8月2日に恋人のErik Anders Langと結婚しました。アメリカのウィキにも記載されたので確かなことのようです。

先日、私は旦那と喧嘩して、このエモな気分はDressed In Blackを流さないと収まらないと、大音量で自己主張していたところ(嫌な妻ですねー)歌詞が気になってグーグル翻訳であらすじを読みながら聴いていたら、怒りが収まるほど歌詞にびっくりしました。この曲自体もの凄くエモーショナルなので、大体の予想は付いていたのですが、やはり言葉と音の情報が一緒になって自分に流れこむと何かが違いました。この歌、この曲、この歌詞ヤバい。

これじゃ結婚しちゃうよなーーー!

この曲の魅力はなんといっても後半の言葉にならない歌、シーアの心情が溢れでるところだと思います。今までも "Breathe Me"という曲のライブではこれをよくしていましたが、それがこのように完全な形でアルバム(ライブアルバム除く)に入ったのは初めてかと思います。

(注:歌詞を消してるので文脈意味不明でごめんなさい)

この最後の部分は子供に触れる蝶のようにそっとシーアを解き放ったという意味で理解していますが、言葉の並びでは蝶が飛び立つように解き放ったというイメージも重なりますし、マイナーキーは音楽用語だけでなく特別な鍵(彼女の心を開放する)とも受け取れるかと思い、とても複雑に意味が重ねてあるように感じました。
この部分、暗闇に隠されたシーアの心に一筋の光が入り込み、マイナーキーの音階(シーアがオーオーオーオーオーオーオーオーーって歌うところです)にのせて闇の中から外に向かって一斉に蝶が飛び立つようなそんなイメージを受けました。シーアの抑圧が解けて、その複雑に絡んだ感情が飛び立つのです。まるで錬金術のような歌だと思いました。
後半の言葉のない歌はそのシーアの苦しみ悲しみ痛みが開放されて吹き荒れているものでしょう。

この歌を聴いていて、私は途中のウッウッと言う部分にとても惹かれてしまったのですが、これも「溺れ死んだも同然だった」と歌っていることを知り、その表現力に脱帽しました。

「シャンデリア」で一晩にしがみついていたシーアは最後に自分を漆黒の闇から解き放ったのです。私がシーアに出会った「KILL AND RUN」(華麗なるギャッピーサントラ)の頃のシーアはまさにこの闇に飲み込まれ、自らを殺し逃亡していた時期だったと言えるかもしれません。張り裂ける歌声と伴にそれを訴えるシーアに魅了されて、シーアの闇の足音を追っていきました。

そして「I'M IN HERE」(アルバム「We Are Born」)で神に救いを求めていた彼女を救ったのは、たった一人の人間だったようです。その人はシーアの殻を打ち砕き、やさしいキスとともに繭のような新しい殻を作り出しました。

朝が来る時も夜が来る時も、そのキスがシーアを守りますように。
シーア結婚おめでとう。幸せになってね。